カンニング?並成績の生徒が突然1位に 指導側の賢い対処法とは?

   

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カンニング疑惑…普段並みの成績の生徒がテストで突然ダントツの1位に

少し前、テストの結果を見ていたら、普段は真ん中、並くらいの成績を取っていた中学生がいきなり1位に躍り出ていたことがありました。点数は100点や90点台のみ。

いきなり疑うのも申し訳ないのですが、総勢500人くらいで受けるテストで普段からトップ30に入る面々をごぼう抜きして堂々1位ですから、「すごい!よく頑張ったじゃない!」と声をかけたいのは山々だったのですが…。

前回まで特に上がってきた様子もなかった子が、急にここまで登りつめると、努力というよりは残念ながらカンニングをしたのではないか…?という気持ちになってしまうものです。

けれど、証拠も何もありません。

幸いこのテストは学校の進路の決定材料に使用するものではなく、定期的にやっているものなので受験に落ちたり処罰を受けたりすることはありませんが、気分は複雑でした。

この生徒さんは、後からランキング表が貼りだされて自分の名前がトップに上がっているのを見て、どんな気持ちになったのでしょう?それは彼のみぞ知るですが。

そしてつい先日、彼の受けた最新のテストを見たら、どの科目も100点満点中50点前後(汗)普段の成績に戻っていたのです。

前回の快挙はなんだったのだろう…?きっと、ランキング表が彼の良心を刺激してくれたのかもしれません。

 

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カンニングを見つけた時の講師の対処法がさまざま

実はカンニングを疑うような場面って、塾のようなところにいるとたまーにあるのです。

先程の生徒さんは現場を取り押さえたとかではないので、とりあえずは様子を見ることにして、本人にも言及しませんでした。

けれど以前も他の生徒さんで、毎日の確認テストをやっていた時に、ものすごく小さい紙に答えを書いて筆箱に忍ばせているなんてこともありました。

カンニングペーパーってやつですね。こちらは犯行現場を見ちゃったって感じです。

しかし、その頃私は対処がわからなかったので、ひとまず保留にし、その一部始終を先輩の先生にこっそり伝えたところ、彼はニヤッと笑っておしまいでした。

そのあとお叱りをしたのか、ほったらかしたのかはわかりませんが、あのニヤリは面白がっていたようにも思います…。

また、以前別の塾で働いていた時も、冒頭のケースと同じようにやたら点数が上がっている子がいました。

彼は普段からあんまり勉強してる様子もなかったのと、隣の席の子と間違ってるところまで同じだったので、講師はクロだと見当をつけてはいたようです。

先生は当時小学生だったその生徒さんを呼び出して、「君、すごく点数が上がったけど、どうやって勉強したの?」と、聞いていたようです。個室で2人で話していたので細部はわかりませんでしたが、話し合いが終わってから生徒が白状したと報告してくれました。

怒鳴ったり、追い詰めたりではなく、こんこんと彼の話を聞き続けたようなことを言っていました。これは、賢い対処法だったのではないでしょうか?多分その後 この生徒さんはやらないでしょう。多分。

カンニングを叱っても逆効果…対処法を間違ってはいけない

カンニングは見つけたらその場で取り押さえるのが一番良いような気がしますが、その後の叱り方には注意が必要です。

以前小学生のお子さんが、どうしても九九がわからなくて答えを見ながらテストを説いていたそうです。この子は個別授業だったので、一人で小テストを受けていて先生の目を離したスキの出来事でした。

先生は即座に見つけて厳しく怒っていました。その先生はちょっと行き過ぎた叱り方をするのですが、この時も「カンニングは人間として最低!」とか、頭ごなしなことを言う声が聞こえてきたのです。

そのお子さんも、どうしても九九が出来ずにいい加減困っていてやってしまったと言う感じなのですが、一度のミスで「人間として最低」なんて言うのはどうなんだろうと感じました。

後日、そのお子さんは学習障害があって、どうしても覚えることが困難だったことが判明したそうです。カンニングはいいことじゃありませんが、そんなことになる前に子供さんの事情も配慮が必要だと思いました。

普通にできることがどうしてもできないって、結構辛いです。気合いとか努力でどうにかなることじゃないですからね。ふざけてるわけでもなんでもなくて、本当にできない。

できないこと以上に、理解してもらえない方が辛いと思います。

 

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カンニングをしてはいけない理由を、生徒は理解しているのか?

そもそもカンニングをしてはいけない本当の理由って、ちゃんと説明されることってあるのでしょうか?良心やモラルに任せるっていう雰囲気で済ませてしまって、理論的に語られることはなかなかないと思います。

まあ、メジャーな理由を説明するとしたら、入試などの際に失格になるからとか、自分の力じゃないからっていうところだと思います。

それはそれで、ごもっともだと思うのですが、じゃあ、なんで自分の力でできなきゃいけないのか?とか、解けることになんの意味があるのかとか言い出すとキリがなくなってきます。

カンニングができないテストもある

さて、ここまでくると、カンニングなんか可能だからいけないんだよってなってきますよね。カンニングができないテストってどんなでしょう?じかに見たことはありませんが、以下のようなものが該当すると思います。

海外や日本でも一部の大学のテストなどで、参考書を持ち込み可みたいな場合もあるそうです。え?それなら見て書けばいいじゃない。と思いそうですが、おそらく思考力が求められていんではないでしょうか。

単に覚えればいいという問題ではない一方、それはそれで合格が難しいのではないかと思います。

カンニングができるテストというのは、覚えてしまえば考える必要のない問題が多いということも関係しているのではないでしょうか。

そういうテストのが作成や採点が楽という作り手の気持ちもあるんですけどね(汗)採点側から見ても、記述はけっこう骨が折れるのです。

テストができないと人生落ちこぼれる的な、過度の圧力もカンニングにつながる原因になるかもしれません。

と、まあ、いろいろカンニングについて話してきましたが、気持ちはわかりますがしちゃだめですよ。ということを強調してお話を終わらせようと思います。

 

 

 - 小・中学生学習塾あれこれ話