小中学校 エアコン普及率は?設置なしで熱中症以外のデメリットは何?

      2018/07/27

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豊田市の小学校にはエアコンがなかった…熱射病による痛ましい事件

毎日本当に暑い日が続いています。

先日は岐阜の中学生が、部活の顧問の先生に校庭を80周するよう言われて倒れてしまうと言うニュースがあったばかりですが、今度は愛知県豊田市の小学校1年生のお子さんが、課外学習で公園に行って体調を崩し、熱射病で命を落としてしまうという痛ましい事件がありました。

大人の感覚で我慢できると思っても、子供にとってこの暑さは危険なことも多いので、やらなくても支障のない課外授業を控えたりできないものでしょうか。

校長先生はテントで日陰を作って対策とコメントしてましたが、この暑さはテントの日陰くらいでどうにかなるものではないような気がします。

また学校にはエアコンも入っていなそうなので、一旦熱中症などの症状が出てしまった時に体を回復させる涼しいところがないのも不安です。

学校にエアコンがあれば、もしかしたら助かった可能性もあるかと思うと悔やまれます。

 

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全国の公立小中学校、エアコンの設置率は?地域による高低差も

全国には公立の小中学校がたくさんありますが、エアコンの設置率は都道府県によってかなり差があるようです。

調べたところ、2017年の調査だと日本全国の公立小中学校は大体50%と半分くらいはエアコンが設置されているようですが、言い換えればまだ半分は未設置ということです。

北海道や東北、日本海側など比較的涼しい地方では設置率が低いのはなんとなくわかります。しかし最近の夏は北海道も熱いし、東北だって30度を超す地域もあるので、必要がないとは言えないです。

東京はほぼ100パーセントに近い割合でエアコンが設置されていますが、もちろん地域によって設置率の低いところもあります。先の事件があった愛知県は全国でも5~6番目に熱い県なのに、エアコン普及率は半分以下のようです。

奈良県や静岡県も熱いはずですが、エアコンの普及率は10%にも満たないようです。

公立小中学校がエアコン設置をしていないのは、自治体の財政が厳しいのが一番だと思いますが、もし自分の子供が通っている学校に設置されてなくて、他の所ではあるなんて聞いたら「この不平等は何!?」ってなる人がほとんどだと思います。

また、役場や税務署、図書館など、公共の施設ならエアコンはほとんど効いているわけなのに、小中学校が該当しないのが不思議です。

病院や高齢者施設、幼稚園、保育園と同じくらい、小中学校もエアコンが必要な場所のはずなのですが…。

これは推測ですが、設置が遅れている地域はもしかすると「エアコンなんて贅沢」「子供は我慢が必要」「夏は暑いのが普通」みたいな価値観が根強いのかもしれません。

小学校 エアコン

エアコンが無いことで熱中症以外にもデメリットが!

エアコンがないことで起きるデメリットは熱中症だけじゃないようです。

とあるエアコンのない小学校では、教室内の扇風機の風が当たる場所を争ってバトルが繰り広げられるとか。これじゃ勉強しに来たっていうより、ケンカしに来てる状態になってしまいます。

また、保健室だけにエアコンがある学校では、涼しい風に当たりたくて具合が悪くない子も押し寄せるため、保健室が飽和状態になっているそうです。

また、エアコンがついている学校にアンケートを取ったところ、涼しくなったら設置前より勉強の効率が上がったという回答がほとんどだったとのこと。それだけ、熱いと集中力も確実に下がるわけです。これで県別の学力差とか出されても、不公平になってしまうんじゃないでしょうか?

それから、エアコンをつけたことで給食の食べ残しが減ったとの報告もあるようです。

暑さで夏バテすると食欲もなくなるので、体力が落ちますよね。子供は特に夏バテしやすいので夏風邪とかにも繋がってしまいそうです。

 

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「エアコンなんて贅沢」「夏は暑いのが普通」我慢が必要の本音は?

ここまでどちらかというとエアコンがあったほうがいいという意見で書いてきましたが、それは既に自分が小中学生だった25年~30年前から、すでに「なんか変だな」と感じていたからです。

受験生だった一時期塾に行ってましたが、そこはエアコンが涼しすぎて寒いくらいなのです。でも快適なので勉強ははかどりました。それに比べて学校は熱い…。

また高校見学では、私立と公立の両方に足を運びましたが、当時の公立高校には冷房がなくて暑かったのです。しかし、私立はちゃんと各部屋にクーラーがガンガンかかっていて快適!なんだこの違いは!?と驚きました。

この格差が同じ公立小中学校で起きているのであれば、ない方からしたら文句も言いたくなると思います。

そして昔は「エアコンなんて贅沢」「子供は我慢が必要」「夏は暑いのが普通」なんてよく言われてましたよね。あれはもう昔の話ではないでしょうか?

今は、当時よりさらに暑くなっています。

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夏は暑いのが普通と言って我慢していたら体を壊します。確かに昔はエアコンって何十万もしてましたが、今は7万円くらいでも高性能の物が買えます。

もちろん学校全部に設置するとなるとお金がかかるのも理解できます。建物の老朽化が進んでいて、そこを修理するお金もないのに古い校舎にエアコンをつけたらもったいないなどもあるかもしれません。

しかし、古い校舎の自治体が、役場の建物はきれいにしていたりすることもあるので、小中学校が後回しでいいとされているような感じがしてしまいます。電気代がかかるっていったって、役場や図書館だって同じだと思います。

この根底に、学校は「我慢を教える場所」という意識が大勢の無意識の中にあるんじゃないでしょうか。

もちろん、適切なところの我慢は必要ですが、炎天下で無理して歩く課外学習とか、部活で80週などは、我慢っていうより無意味な苦しみのようなものを感じます。その活動はそれほど重要で効果のあることなのか?

昔から大人は「夏は暑いのが普通」「忍耐するのがいい」という言葉で、ただの不快をデコレーションしてきたのかもしれません。自分達が我慢してたのに、若い世代が楽しているのが気に入らないっていうのもあるんじゃないでしょうか。

そして、それを受けて大人になった人たちが「自分も我慢してきたんだからお前たちも我慢しろ」という連鎖を回してしまっているような気がします。

エアコンから全然違う話になってしまいましたが、学校は勉強をする所であって、我慢大会や命を落とす場所であってはならないと思います。

お金がない自治体であれば、みんな少しずつでもお金を出しあって冷房を入れては?という意見がありました。

これは賛否両論かもしれませんが、訳の分からないことに税金が使われるくらいだったら、結果が見える税金だと思って出す人も多いかもしれませんね。

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