頭が良いとか悪いとか言うけど、どの視点から言ってるかで違うという話

      2018/02/09

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「あの子、頭良いよね。」

「俺は頭の悪い学校行ってたっス。」

「○○さんのお孫さん、頭の良い学校入ったのよ〜!」

「あそこは昔、バカ学校って言われてたけど随分変わったよね。」

日常的にこのような、中高生のおしゃべりの中で、会社の飲み会で、中高年が自分の子供や孫の話題を出す時、勉強や出身校がテーマになると何気なく使われる「頭が良い」「悪い」という言葉。

確かに、小学校の頃からテストでは点数をつけられ、中学校になると定期テストでは順位が出るし、偏差値などの数値がビシッとつけば、多くの人はこれによって特に深く考えることもなく、順位や偏差値が高ければ頭が良いし、低いと頭が悪いと判断するでしょう。

私も自分のテストを見ては、そんな風に判断したものです。真ん中くらいだから頭は悪くない。むしろ良いほうだろう!なんて思ってました(笑)

これ、原因は判明してます。

身内に野比のび太くんみたいに勉強の苦手な人がいて、私はその人の言葉を間に受けてたんです。身内は私のテストの点などを見て、自分と比べたら賢いと本気で思ったのでしょう。

ひらがなしか書けない幼稚園の子からしたら、漢字が書ける大人はみんな頭良く見えるのと同じです。

けど実際、私は暗記に頼ってましたので、大人になってから「あーそうでもないじゃん!」なんて随分苦労したものです。ちょっとめんどくさい文章とか興味ないことが出てくると、頭の中が痒くなってくるんですよ(汗)考えてたんじゃなくて、覚えてただけですから。

覚えるのも大事な事ですが、それだけで頭が良いっていうのは錯覚かも。

頭が良い悪いって言葉はアテにならないというか、本当にザ・抽象的っていうのがぴったりなんて思っちゃいます。

 

さて、よく考えてみると学習塾のような勉強の仕事に携わっている場合、あんまりこういう抽象的な表現で語られることはありません。

成績の良い子には頭が良いというレッテルを貼りたくなるところですが、入ったなら頭を良くするのが我々の仕事。テストの結果だけ見て100点=頭良い。20点=頭悪い。なんて大まかでは精度が低過ぎるのです。

塾は本当に個人の特徴をよく捉えています。定期テスト学年1位の生徒さんって、それだけで見ると「頭良い」「凄い」なのですが、実は問題を解き終わるのがすごく遅いとか、マイペースなんて事もあります。もちろんそれが悪いわけではないし、じっくり考えているので導き出せるのですが、実際受験に臨む時は要領の良さ、問題を解く手際なども問われます。じっくり、ゆっくりだとほとんど何も解けないなんていう事もあるのです。

こう考えるとやっぱり、時間配分やポイントなど綿密に指導を入れてくれる塾は、入試には必要な気がします。親御さんも成績がいいと安心して「塾なんていいわよ。あなた頭が良いから。学年1位だから難関校行けるわね!」なんて安易に進めてしまい、実際入試テストがとんでもなかった。なんて事もあり得るんですから。

まあ、今は情報も飛び交っているのでそんな無謀なことは少ないでしょう。

しかし、頭が良いとか悪いとかって言うと、そういうもんかって納得してそれ以上考えなくなったりしますからここは気をつけた方がいいですね。

そう言いながらもたまに私も言ったり思ったりしているんですけどね。

あ、ここで話が終わると物足りないのでもう一つ!

 

私の初めて勤めた職場に、ものすごく営業を取るバリバリの先輩がいました。当時まだ20代半ばなのに、その時在籍してた会社の前の会社で既にトップセールスだったそうです。電話でのトークとかのキレは抜群で、ものすごい頭が良いなと思いましたよ。

でも聞くところによるといわゆる頭の悪い人達が行く高校を、留年寸前で運良く卒業したと言う、学歴的に見ると身もふたもない劣等生だったのです。

正直、学歴だけで言えば私の方が上でした。一応、短大は出してもらったので(笑)

しかし、それ、関係ないわ!と悟ったのです(涙)

どうやら今も彼女は保険セールスか何かでバリバリ稼いで、一等地みたいなところに家を建てて旦那子供を養っているそうですよ。

頭が良いって言葉は、学校の物差しだけでは全く測れないものです。はい、理屈っぽい記事でした。

 

 

 

 

 

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