塾の先生へ やって失敗プロジェクト 講習期間中に起きたNGな話

   

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今回はちょっとなにこれ!?なタイトルですね。これから話すことは、数年前に私がいた塾校舎で実際に体験したことです。

夏期講習ということで今とは時期がずれますが、これから春期講習も近いので参考にしてもらえたらと思います。

春期だと新しい中3もまだ新米受験生なので、そんなにハードな勉強ではなく2年生までの復習とか3年生の予習になると思いますが、数ヶ月して夏休みになると、いよいよ受験生だぞ的な自覚を促される雰囲気が漂って来ます。

親御さんも先生たちも、子供には無茶苦茶猛勉強してもらいたいし、だらっとしてるところなんか見たら「勉強しなさい!受験生でしょう」と言いたくなるような時期なのです。

そこで当時の塾講師は考えました。昼間から6時前まで授業やテストがあって、そのあと夕食とったらまた7時から9時半まで自習!

夕方以降の自習カリキュラムをすべての中3生に課したのです。夕食の買い物は行かずに授業前に買ってくるなり弁当持ってくるなりで、要は昼過ぎから夜9時半まで塾から出るな!みたいな感じです。

これは決して意地悪とか罰ゲームでやってるのではなく、ちゃんとした理由があるのです。

まず休憩時間の買い物がいけないのは、生徒が塾の休憩時間にどこかに行って、事故やトラブルなどがあったらまずいからです。

お家の人はちゃんと塾の中にいてくれれば安心しますし、先生もそういう外出時の責任まで取ることはできないからです。子供は外の空気が吸えなくてストレスかもしれません。ま、でも外も暑いし、冷房効いてる塾内のがいいかな。

もう1つの理由として、夕方の自習を強制的にすることで、やっぱりこれまたお家の人が安心するのです。

塾が終わって家に帰ったら、もうスマホやゲームやテレビにかじりついちゃうお子さんもいるでしょうし、そうすると「塾はもう終わったの!?帰ってきたら遊んでばっかりで!」と、勉強しない姿勢に不安を感じる親御さんは多いことでしょう。ま、こちらも親御さんを安心させるためという理由があります。

何しろスポンサーは親御さんですから、安心というのも商品価値の1つなのです。

そんなわけでこの長時間プロジェクトを夏期講習の間の二十日間くらいやったわけですが…。受験生だから自覚を持って欲しい!と。しかしまだまだ情緒的に子供な生徒さんもいます。ここら辺は個人差が非常に大きい!

実際どうなったかというと、自習部屋は騒がしかったり、真面目に勉強したい生徒がそれに対して文句を言って喧嘩になったり、こっそりスマホで休憩中にゲームして講師が没収などと余計な労力使ったり、果ては恋愛関係になってる子はいるし、それに対して嫉妬のような愚痴をいう生徒がいたり…。こっそりおかし食べてることをチクったりなんてのもありました。私個人的には(お腹空いてるんだからお菓子くらいいいじゃないか)と思ったり。

先生がいちいち対応しなきゃならず、ものすごく疲弊していました。

やっぱりさ、いくら勉強しろって言っても、毎日何時間も強制的に詰めておいたら効率悪すぎます。

本人がその環境できっちりやりたいならいいけど、勉強やる気もない所を無理やり来てる生徒さんなどは授業だけでお腹いっぱいになってると思うんです。

そんな中で人数が多いところにずっといさせられたら、ストレスであらぬトラブルや普段ならなんとも思わないところで腹が立ったりするんです。それがこの長時間勉強の結果。

まあ、上の惨憺たる状況をフィードバックしてみて、講師もこの方法は二度とやらないという結論を出したので、次の講習期間には夕方以降の自習は希望者のみ。となりました。

するとお腹いっぱい組(笑)は授業が終わったらさっさと帰りましたが、自主的に残った生徒さんは勉強に集中できて良かったようです。

いや、でもお腹いっぱい組の人も授業にくるだけでも大したものですよ。数時間勉強するって大変ですからほんと。しかし今度はいい結果になりました。

塾も日々試行錯誤して良いものを作りあげているのです(笑)

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